開口神社 | 堺LOVE

開口神社

開口神社

開口神社は大阪市堺区にある神社で、潮土老翁神という命の根源を護ると言われる神を奉っており、安産祈願の神社として「大寺さん」という愛称で親しまれています。開口神社は、臨月でありながら新羅遠征を行い、帰国後に無事出産したことから安産の女神と呼ばれている「神功皇后」が、新羅遠征の長旅を守ってくれた「潮土老翁神」を祀るために建てられたと言われています。
開口神社おすすめポイントは、境内各所に隠れた見所があるところです。
例えば、西門を守る狛犬は、良く見ると球を持っており、狛犬では珍しく子供を連れており、まさに安産の神を祀る神社に相応しい狛犬であることがわかります。また、入ってすぐの手水舎の側面には「奉」の字と錨型十字紋が刻まれているのですが、見方によってはそれが十字架のようにも見えるのです。
これは当時の堺には隠れキリシタンが多かったためその名残だと言われているそうです。開口神社は社紋も一風変わっていて、一見三つ巴に見えるのですが、よく見てみると巴が茄子になっています。これは「三つ茄」という社紋で、氏子の中から1つの蔓に茄子が3つできたことをおめでたいことだと奉納され、それ以降巴が茄子に変わったと言われています。茄子の紋だなんて何だか少し可愛いですよね。
開口神社にはかつて堺が栄えていた頃の名残として境内に多くのお社があり、防火・台所の神様として慕われている「三宝荒神社」、産業全般の神として信仰されている「豊竹稲荷神社」、大変珍しい歯の神様である「白一龍神社」、芸能の神様「扇塚」などが祀られ、22ものお社があります。
さらに、境内には堺の歴史文化を感じさせてくれる様々なものがあります。あの千利休の師である武野紹鴎縁の茶室や、泉南一の名泉と言われる金龍井、敷島会歌碑…敷島会には近くに生家のある与謝野晶子も入会しており、与謝野晶子は歌の中でも開口神社のことを謳っていました。また、開口神社は八朔祭の際、担ぎ出される山車「ふとん太鼓」が堺最古の歴史を誇ることでも有名で、大正時代には13台ものふとん太鼓が奉納されたそうです。
開口神社の歴史は堺の歴史と言っても過言ではないくらい、境内の各所で堺の歴史を感じることができます。社紋や隠れ十字架の紋など隠れた見所も多いため、ゲーム感覚で探してみるのも楽しいかもしれません。
1つでこれだけの見ごたえがある神社というのも珍しく、安産祈願のためだけでなくとも訪れたい神社ですね。