曽呂利 | 堺LOVE
曽呂利

大阪の堺にある「曽呂利」は「大鏡」という焼き菓子が有名なお店です。
大鏡は古事記にも記されている三種の神器の1つ「八咫鏡」を模ったお菓子です。
花のような形をしていて、少し厚みがあって、中にしろ餡が入っています。
見た目は今川焼きに似ていて、しろ餡の上品な甘さが人気なんです。
賞味期限は製造日の翌日ととても足が早いのでお土産には中々難しいかもしれませんが、
当日製造・当日販売を厳守しているその出来立ての美味しさで沢山の人に愛されています。
「曽呂利」と言う名前は実は人の名前で、「曽呂利新左衛門」というとんちの名人の名前からとっているそうです。
曽呂利には、店の看板やパッケージにも使われているオリジナルのマークがあります。
1人の男が年老いたもう1人の男に耳打ちをしているようなちょっと意味深なもの。
耳打ちをしている方が曽呂利新左衛門で、耳打ちをされている年老いた男があの豊臣秀吉なんです。
しかも、実はこれ、耳打ちをしているんじゃなく、耳の匂いを嗅いでいるんだとか。
なんでも、秀吉が新左衛門に「褒美に何か欲しいものはないか」と尋ねると、
新左衛門が「どんな時でも自由に耳の匂いを嗅がせてください」と応えたんだそうです。
殿相手に怖いもの知らずだなと思いますが、秀吉は不思議に思いながらもその要求を呑みました。
そうして新左衛門は頻繁に秀吉の耳の匂いを嗅ぐようになります。
すると、秀吉のもとを訪れた大名達は、新左衛門が秀吉に何か耳打ちをしていると勘違いし、新左衛門に沢山贈り物をして機嫌を取るようになったそうですよ。
まさにとんちの名人らしいエピソードですよね。