錦織神社 | 堺LOVE

錦織神社

錦織神社

「錦織神社」と聞くと多くの方があのテニスプレイヤー「錦織圭」選手と同じく「にしこりじんじゃ」と読むでしょう。
大阪府富田林市にあるこの神社は「にしきおりじんじゃ」が正しい読み方ですが、お察しの通りこの名前から錦織圭選手の活躍で一躍有名になりました。
建速素戔嗚命、品陀別命、菅原道真を祀っていますが、現在ではスポーツ必勝祈願の神社として参拝する人が多くなってきているそうです。
錦織神社の参道は150mもあり、道の向こうにも神社が見えない程の距離があります。
道の両側には木々が生い茂りせり出しているため、ある種トンネルのようになっていて、参道を抜けると一気に視界が開け、神聖な空気が流れていることもあり何だか異空間に来てしまったような気分になります。
参道を抜けて最初に目に入ってくるのは拝殿で、門を守る2匹の狛犬が出迎えてくれます。
実は錦織神社の見所はなんといっても本殿なのですが、この時点では横長の拝殿に遮られ、まだ本殿を拝むことはできません。
拝殿をくぐり、本殿に入るとおそらく殆どの人が神社のイメージとして持っている「厳かさ」を感じる前に「煌びやかさ」を感じるでしょう。
屋根こそ濃褐色で落ち着いた印象ですが、軒や柱は全体的に極彩色で彩られており、鮮やかな朱色や金色に目を奪われます。
錦織神社は色合いだけでなく形も特徴的で、特に屋根の形が変わっています。丸みのある唐破風に千鳥破風が正面に位置し、千鳥破風の千木と屋根の鰹木が交差する形で空に向かって伸びていて、このような造りは非常に少なく貴重なものとされているそうです。
錦織神社の本殿は「錦織造り」と呼ばれ、あの日光東照宮のモデルになったとも言われ、実際に日光東照宮の造りは錦織神社に良く似ており、装飾に関しても赤や青などのはっきりとした色合いの柱から緑の龍が顔を覗かせる印象的な装飾は、更に豪華にしたものが日光東照宮にも確認できます。
戦前には国宝に指定され、現在は本殿と摂社が重要文化財に指定されており、その形が特徴的な錦織神社ですが、実はもう1つ変わった形のものがあるのです。
錦織神社祭礼の1つにだんじりがありますが、この地域のだんじりは「石川型」と呼ばれる非常に細長い形で中二階の舞台は前にせり出すような形になっています。
だんじり囃子に合わせて歌う「曳き唄」も他の地域では見られない文化だそうで、錦織神社では沢山の独特の文化を目にすることができます。
社務所の向かいには錦織神社の色々な資料が展示されていて、宮司さんにお願いすれば見せてもらえるそうなので、詳しく調べてみるのも面白いかもしれません。